アスロニアでアドバイザーとしてご一緒させていただいているパラトライアスロン・一般社団法人Challenge Active Foundation木村潤平です。
今回は九十九里トライアスロン2024で初めての開催となったチャレンジクラス(パラ部門)をレポートしたいと思います。
日本最大規模のトライアスロン大会である九十九里トライアスロン(略称:99T)が千葉県九十九里海岸で開催され、Challenge Active Foundation(以下、CAF)は「チャレンジクラス」の監修・協力を担い、木村が総合プロデュースを担当しました。
チャレンジクラスは、"誰もがチャレンジできる部門"として、「みんなと一緒に大会へ挑戦したい」「トライアスロンに挑戦したい」という想いがある方であれば、障がいを持つ方をはじめ、医療的ケアを必要とする方、重度の障がいの方など、相談の上、基本的に誰でも参加可能なクラスです。
今大会には、小学5年生の小宮佑都くんと小学4年生の中村咲良ちゃんの2名がエントリー。
2人とも下肢障がいがありますが、それぞれの障がいに合ったマシンを使用し、最後まで走り抜け、見事九十九里トライアスロンチャレンジクラスの初代完走者となりました。
海でのスイムレースは初体験の2人でしたが、2人ともにレースになると一般の方も苦戦していた潮流が少しきつい海でも負けずに、しっかり泳ぎきってくれました。
バイクでは、一般参加者や大会関係者のみなさまに多くの応援をいただき、新しいバイクの疾走感や公道でおもいっきりスピードを出して漕ぐことができる環境を存分に楽しんでいました。
ランは九十九里浜の壮大な海を見ながら、それぞれが使用している車イスで走り切り、最高の笑顔でフィニッシュテープを切ってくれました!
参加者の2人からは「最初は不安だったけど、この雰囲気でレースできるのは特別な体験だった」「とにかくとにかく楽しい、もっとやりたいと思えたスポーツです」「トライアスロンがこんなにも達成感と感動のある競技とは知りませんでした」と新たなスポーツの魅力を発見してくれました。
今回、新たに2名のパラトライアスリートが日本最大級の九十九里トライアスロン完走。
アスロニアとCAFは今後も「できない」と思うようなことも「できるかも!」「チャレンジしたい」と思ってもらえるよう、さらに多くの大会で『パラ部門』を全力でサポートをしていく予定です。
また来年、達成感いっぱいの素敵な笑顔を見せてくれる挑戦者たちをお待ちしています!